せっかく札幌国際芸術祭の時期に札幌にいるのだから体験してみようということで行ってみた。
メイン会場は、札幌芸術の森美術館と北海道立近代美術館なのだけれど、事前情報からなんとなく芸術の森の方がよさそうだったのでこちらに行ってみた。

この日はメインの展示の他に、広場でアートマーケットが開催されていたり、工芸館の前に屋台が出ていたり、ちょっとしたお祭りのようになっていた。
アートマーケットでは、色々な作家さんが作品を芝生の上で販売している。
焼き物やプロレスのマスクを模した小物入れなどなかなか楽しそうな雰囲気だなかなかいい。
（どうやらアートマーケットは札幌国際芸術祭とは関係ないらしい）




札幌国際芸術祭のテーマが「都市と自然」ということなので
会場内には、北海道ゆかりの砂川ビッキによる作品をはじめとして、自然をテーマにした作品が多く展示されている。
最も見たかったのは、中谷芙二子のFOGSCAPEという「霧の彫刻」だ。
美術館の池に30分おきにものすごい量の霧が発生し、そのときの風によって色々な形に変わる。
美術館の中庭では霧のなかに自分が入ってしまうこともできる。




松江泰治による雪景色の空撮写真をもとにした作品もとてもよかった。
全体的に、北海道と芸術の関係を感じることができるいい機会だと思う。

札幌からすすきのまでの地下歩道にも学生の作品を中心に展示してあって、こちらは無料で見ることができる。
地下歩道の柱も札幌芸術祭一色に染まっているが、こちらの盛り上がりは今ひとつのようだった。
せっかくのイベントなのでもう少し「お祭り感」を出してもいいのにとは少し思った。


札幌国際芸術祭　芸術の森美術館
http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/programs/「都市と自然」（芸森）


会期：2014年7月19日（土）〜2014年9月28日（日）（72日間）
入場料：1,100円（野外美術館を含む）
北海道立近代美術館との共通チケット：1,800円






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